“いいヘルパー”って、どんな人だと思いますか?

──技術だけじゃない。信頼される人には、ちゃんと共通点があります。
こんにちは。自立生活企画ユニオン代表の有川です。
これまでのブログでは、重度訪問介護のこと、医療的ケアのこと、そして現場で働くスタッフのことを少しずつ書いてきました。
今日は、その流れの中で、あらためて大事にしていることを書いてみたいと思います。「いいヘルパーって、どんな人ですか?」この質問は、採用の場面でも、ご家族とのお話の中でも、よく出てきます。
資格がある人。経験が長い人。技術が高い人。もちろん、どれも大事です。でも私は、それだけでは足りないと思っています。いいヘルパーには、もっと根っこの部分に共通点があるんです。
目次
スキルより先に、見ていること
利用者さんとの関係は、作業ではできない
“できる人”より、“向き合える人”
ユニオンが見ている評価基準
代表として思うこと
最後に
スキルより先に、見ていること
たとえば、喀痰吸引ができる。経管栄養ができる。それは、重度訪問介護の現場ではたしかに必要な力です。
でも、現場で本当に大事なのは、「この人は今、何を感じているんだろう」と考えられることだと私は思っています。呼吸が少し浅い。返事のテンポがいつもと違う。表情は変わらないけれど、なんとなく落ち着かない。こういう小さな違和感に気づける人は、技術以上に強いです。
なぜなら、それは相手を“作業の対象”ではなく、“生活している人”として見ているということだからです。
利用者さんとの関係は、作業ではできない
重度訪問介護は、ご自宅に入る仕事です。病院でも施設でもなく、その人が毎日暮らしている場所に入っていく。だから、ただ手順どおりに支援をするだけでは、うまくいきません。
・声をかけるタイミング
・沈黙のまま待つほうがいい場面
・ご家族との距離感
・今日はどこまで手を出して、どこから見守るか
こういうものは、マニュアルだけでは身につきません。信頼関係の中で少しずつわかってくるものです。利用者さんにとって“いいヘルパー”とは、何でも早くできる人ではなく、安心して任せられる人なのかもしれません。
“できる人”より、“向き合える人”
採用の場面で、経験や資格を見ることはもちろんあります。でも、それだけで「この人はいいヘルパーになる」とは決めません。私たちが見ているのは、たとえばこんなところです。
・わからないことを、そのままにしないか
・うまくいかなかったときに、人のせいにしないか
・相手のペースに合わせようとできるか
・しんどい場面でも、雑にならないか
こういう部分に、その人の“支援の土台”が出ると思っています。正直に言えば、最初から完璧な人なんていません。でも、向き合える人は、時間をかけてちゃんと伸びていきます。
ユニオンが見ている評価基準
ユニオンでは、「支援が上手いかどうか」だけで人を見ていません。評価するときに大切にしているのは、
・利用者さんやご家族に、誠実に向き合えているか
・報告、相談、共有がきちんとできているか
・ひとりで抱え込まず、チームで支援しようとしているか
・慣れてきたあとも、丁寧さを失っていないか
技術は、練習と経験で伸ばしていけます。でも、誠実さや姿勢は、ごまかしがききません。だからこそ、私たちはそこをちゃんと見ています。
代表として思うこと
私は、「いいヘルパー」を特別な人だとは思っていません。すごく器用な人とか、最初から何でもできる人だけが向いている仕事でもない。
むしろ、目の前の人にちゃんと関心を持てる人。うまくいかなかった日に、「なんでだろう」と立ち止まれる人。そういう人が、結果的に長く信頼されるヘルパーになっていくと感じています。
利用者さんとの関係は、資格証では作れません。毎日の声かけや、ちょっとした気づかいや、困ったときの誠実さ。そういう小さな積み重ねでしか、信頼はできていかないんです。
最後に
今日も、ここまで読んでくださってありがとうございます。
もし、「経験はまだ浅いけれど、この仕事にちゃんと向き合いたい」「利用者さんとの関係を大事にする働き方がしたい」「技術だけじゃなく、人として成長できる職場を探している」
そんな方がいたら、ぜひ一度お話ししましょう。完璧じゃなくて大丈夫です。大事なのは、目の前の人にちゃんと向き合おうとする気持ちだと、私たちは思っています。
ユニオンは、これからも姫路で、“信頼されるヘルパー”を、ちゃんと育てる会社でいたいと思っています。来月も、よろしくお願いします。
来月も、よろしくお願いします。
自立生活企画ユニオン
代表 有川
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